スリランカを旅した記憶がよみがえるビールがこの「ライオン」ビールです。
家のちかくのスーパーに置いてあったので、数年前を懐かしむためにも買って飲んでみたのでレポート。
このライオンのマークが印象深いビールで、苦味がかなり強いです。
このパッケージと味がマッチしてるので、なんとなくどんな味が想像つきますか?
タフで野性味あふれる、力強い味わいですよ。
これがラベルの裏。
ビア・ハンター、マイケル・ジャクソン氏が「この上面発酵ビールは柔らかくフレッシュなモカチョコレートのようだ」と絶賛した黒ビール
と記載があります。
たしかに味は黒ビールですね。あの独特な苦味が好きなひとにはウケがいいかもしれません。
そういわれると、あの黒ビールの代表、ギネスを思い出します。
てかマイケル・ジャクソンってビア・ハンター?しかもフレッシュなモカチョコレートって。。。
さすがスリランカ!もうなんでもアリだな〜と思ったら、ポップの帝王マイケルジャクソンとは別人だった…。こちらはイギリス人の世界的に有名なビール評論家で、ホップの帝王と呼ばれるようです。
ぼくのこのビールとの出会いをすこし書いておくと、10日間のスリランカ一人旅で、歴史ある同国の第二の都市キャンディをウロついてたときのこと。どうしてもアルコール(ビール)が飲みたくなったぼくは、街中のスーパーに立ち寄ってビールのセクションを探しました。
ただ驚いたのが、どこにも酒が売ってない!!!
なんでじゃぁー、こんなに飲みたいのに買えないのか、グスン…。と泣きそうになりながら店員さんに聞いてみると、なんとスーパーの裏にアルコールの売り場があるとのこと。
よっしゃー、と胸をなでおろしながら一旦外にでて、てくてくと薄暗い道を歩いていきます。
もうそこはスーパーの駐車場の端っこ、しかも薄暗くなってる誰にも気づかれないようなとこにありました。
さらに驚いたことに、もう入り口には鉄格子、店員とやりとりするカウンターにも鉄格子があり、ヤバイものものしい雰囲気が満載です。しかも怖そうなひとたち8人ぐらいが列をつくってる……。
こわいなー、そう思いながらも列にならぶと、店員がこっちにこいと別のカウンターにぼくだけ通されます。どうやらここが外国人用のカウンターらしく、列に並ぶことなくすぐにビールを買えました。このときに購入したのが、ライオンビールなのです。
スリランカでは珍しいことじゃありませんが、現地の人向けと外国人向けに別価格を設定してることが多々あります。
とくに観光地ではそうなんですが、物価がちがいますからね。納得いかない気持ちにかられるものの、しかたないといった感情も同時に抱きます。
それと、旅行前から知ってたことですが、スリランカは敬虔な仏教の国なので、お酒にかんしてはあまり良くない印象をもってるひとが多いです。男性はふだんから飲みますが、とくに女性は飲まないのが当たりまえ。
ポヤデーと呼ばれる満月の日には国中のあらゆるレストランで、神聖な日ということで酒の販売がされません。
ぼくも一度この満月の日(ポヤデー)にレストランでビールがないか聞いてみましたが、見事に断られました。日本人の感覚からは想像できません。
この日にアルコールを買うことはほぼ不可能と考えていたほうが良さそうです。
おそらく公の場で飲むことはご法度でしょうから、どうしても飲みたいのであれば、事前に買っておいて、家やホテルでこっそりと飲むしかないでしょうね。と、スリランカのライオンビールにまつわるエピソードを紹介しました。
苦味のある黒ビールが好きな方は試しみる価値があるとおもうので、ぜひどうぞ。
あとあじのチョコレートっぽさもファンが多いみたいです。
- 出版社/メーカー: 株式会社 池光エンタープライズ
- メディア:
- この商品を含むブログを見る
レビューも高評価ですね。
参考:タイのシンハービールは後味スッキリで辛い料理との相性が抜群!タイレストランに置いてあるので飲んでみた人も多いでしょう。